北海道の秋サケはどこまで減ったのか
2026.10.17
北海道の秋サケ(シロザケ)の漁獲量は、2003年の22.1万tをピークに減り続けています。2025年は1.6万t(概数値)で、統計のある1956年以降では1956年(1.1万t)に次ぐ少なさです。
北海道のサケ類の漁獲量
豊漁 やや豊漁 平年並み やや不漁 不漁 判定なし 平年(直近5年平均)
北海道に戻ってきた秋サケ(沿岸で獲った数と川で捕まえた数の合計)は、2025年は約686万尾でした。1000万尾を下回ったのは1976年以来、49年ぶりと報じられています。
予報との比較
北海道立総合研究機構は2025年6月、来遊数を1,141万尾(前年の64.5%)と予測していました。減るという方向は合っていましたが、実際は予測の6割ほどで、予測を大きく下回りました。詳しくは予報の答え合わせをご覧ください。2026年の予測は365万尾(前年の53%)で、さらに減る見通しです。
なぜ減っているのか
秋サケは、ふ化場で育てた稚魚を春に川から放流し、4年ほど北太平洋で過ごして戻ってきたものを獲ります。2025年は、来遊の主力の4年魚が減ったことが大きかったとみられています。放流された稚魚が海に出たばかりの時期の沿岸の水温や餌など、海の環境の変化が生き残りに影響しているとの指摘があり、研究が続けられています。
値段はどう変わったか
主要漁港でのサケ類の1kgあたりの卸売価格は、2003年の190円/kgから、2024年には975円/kgへと5倍ほどになりました。
サケ類の1kgあたりの平均卸売価格(主要漁港) 2006〜2009年は縮小調査のため除外
出典